
2022年2月4日に「北京オリンピック」の開会式が行われました。
コロナ禍で開催事態がどうなることかが心配されましたが、無事に開幕して良かったというのがまずは思うところです。
夏のオリンピックと比較すると、どうしても注目度は下がってしまいそうですが、 個人的にはフィギュアスケートに一番注目しています。
特に女子はロシア勢が圧倒的に強いという前評判ですよね。
金銀銅の3つのメダルを独占するんじゃないか?って言われているくらい最強メンバーでオリンピックに参戦してきています。
その中でも一番の注目は、『カミラ・ワリエラ選手』です。
最強ロシア選手達の中でも金メダルに一番近いと言われている選手です。
今回は、彼女の強さの理由や戦歴などを含めたプロフィールを調べてご紹介したいと思います。
カミラ・ワリエラ選手のプロフィールをご紹介致します
まず、生年月日は2006年4月26日で、北京オリンピック現在は15歳です。
日本で言えばまだ中学3年生で、今頃は高校受験の勉強真っ最中という年齢です。
前回の平昌オリンピックで金メダルを取ったザギトワ選手も当時15歳だったことを考えると、女子フィギュアスケートのメダリストになるには、15歳くらいが一番良いのかもしれません。
身長は160cmで、日本の紀平梨花選手が155cmという事を考えると、比較的背は高い方に入るのかなと思います。
体重に関しては、いくら調べてみてもどこにも記載はありませんでした。
まぁ、そうですよね、年頃の女性ですから、そこは『秘密』という事で良いと思います。
国籍はロシアで、出身がロシア連邦タタールスタン共和国カザンという事です。
日本人の私にはちょっとどこにあるのかイメージしにくいですが、ロシア西部に位置する総人口約380万人の国の首都という事で、結構大きな商工業都市のようです。
ロシアの中でも、経済・産業・スポーツ・文化の先進地域という事なので、おそらく都会という事なのでしょう。
公式サイトに、趣味はダンスと絵を描く事とありますので、普段は普通の女の子という事も想像できますね。
ただ、フィギュアスケートの競技をさせたら、ものすごいパフォーマンスをするという事ですね。
女子フィギュアは、ジャンプの回転数とか回数が大きく得点に関わって来ますので、体重の軽い若い世代の方が有利なのかもしれません。
そういった事からだんだんと年齢が低い層の活躍が目立つようになってきたのかなと想像が出来ます。
彼女についた別名が『絶望』、その理由は?
この『絶望』という、異名とも言える彼女の呼ばれ方だが、実は彼女のファンの間で呼ばれ始めたものらしいのです。
誰もがご存知の通り、ジュニア時代を含めても無敵の強さを誇っていた。
そして、圧倒的な強さの為に「他者が彼女に勝つのは無理だ、他者の追随を許さない!」という理由から呼ばれたものということなのだが・・・・。
その理由の裏付けとして、2021年に行われたグランプリシリーズの各大会の優勝者とその得点を比較してみよう。
- スケートアメリカ大会(アメリカ杯)
優勝:アレクサンドラ・トゥルソワ(ロシア)
SP:77.69 フリー:154.68 総得点:232.372位:ダリア・ウサチョワ(ロシア)
SP:76.71 フリー:140.70 総得点:217.31 - スケートカナダ大会(カナダ杯)
優勝:カミラ・ワリエラ(ロシア)
SP:84.19 フリー:180.89 総得点:265.08
2位:エリザベータ・トゥクタミシェワ(ロシア)
SP:81.24 フリー:151.64 総得点:232.88 - ISUグランプリ(イタリア杯)
優勝:アンナ・シェルバコワ(ロシア)
SP:71.73 フリー:165.05 総得点:236.782位:マイア・フロミフ(ロシア)
SP:72.04 フリー:154.31 総得点:226.35 - スケート日本・東京大会(NHK杯)
優勝:坂本花織(日本)
SP:76.56 フリー:146.78 総得点:223.342位:河辺愛菜(日本)
SP:73.88 フリー:131.56 総得点:205.44 - スケートフランス大会(フランス杯)
優勝:アンナ・シェバルコワ(ロシア)
SP:77.94 フリー:151.75 総得点:229.692位:アリョーナ・コストルナヤ(ロシア)
SP:76.44 フリー:145.41 総得点:221.85 - スケートロシア大会(ロシア杯)
優勝:カミラ・ワリエラ(ロシア)
SP:87.42 フリー:185.29 総得点:272.712位:エリザベータ・トゥクタミシェワ(ロシア)
SP:80.10 フリー:149.13 総得点:229.23各大会の優勝者の得点を比較してみると、その差が歴然としていることが分かると思います。2位との得点差も非常に大きく、圧倒的な強さだという事がご理解頂けると思います。今年度は、残念ながらコロナウィルス感染拡大の影響で「ファイナル」が中止となってしまいました。
でも、もし開催されていた場合は、おそらく圧倒的な差で優勝していたのは間違いないのではないでしょうか。
この『差』が圧倒的過ぎるので、『絶望』という異名がついたのでしょう。
まさに、対戦相手を絶望させる大きな差が、彼女の強さです。北京オリンピックで彼女の個人種目の日時と演技曲目は?
2022年北京オリンピックでは、フィギュアスケート女子個人種目では金メダルがほぼ確実では?と言われています。
ただ、1点気になる点と言えば、団体戦でSPとFSの両方滑っているので、すでに2回演技を行っている点です。
男子と比べれば日程が比較的空いているとはいえ、疲労が残って本来の演技が出来ない可能性があるという心配はあります。それを15歳という若さが克服してしまうのか?当日はその点にも注目して見たいと思います。
◎女子シングルーショートプログラム 2月15日(火)18:00 ※北京時間
◎女子シングルーフリー 2月17日(木) 18:00 ※北京時間この時間は必ずテレビの前で注目してほしいですね。歴史的な演技が見れるかもしれません。
彼女の曲目は、SP『In Memoriam』FS『ボレロ』
今から楽しみです。
大きなミスをしなければ、おそらく金メダルを獲得してくれることでしょう!
最後に、彼女の公式インスタをご紹介します。
【 kamilavalieva_oficialnew 】
とてもかわいい写真がたくさん投稿されています。
これを見るだけでも彼女のファンになってしまうことでしょう。