【重要】〇〇カードから緊急のご連絡、情報を更新してください。
【重要】〇maz〇nから緊急のご連絡、情報を更新してください。
こんなタイトルのメールが頻繁に届いたりしないでしょうか?
迷惑メールフォルダーに入ってしまえば目にしなくて良いのですが、
自分の持っているカードだったり、口座開設している銀行だったり、買い物をしているショップサイトだったりすると、
一瞬ドキッとしてメール開封してしまうこともあります。
こういった、迷惑メール(なりすましメール)による詐欺は、年々巧妙化し、被害件数も増加しています。
こういったフィッシング詐欺の中でも、特に増えているのがクレジット会社や銀行を装った迷惑メールによる詐欺です。
今回は、迷惑メールでクレジットカード会社や銀行を装うメールが頻繁に届くのですが、本物との見分け方ってありますか?
という事について記載していこうと思います。
迷惑メールの特徴
〇【緊急】などと告知し手続きを急がせる内容
「24時間以内に手続きをしないとアカウントが停止になります」
などと書かれていれば、それは迷惑メールです。
登録したアカウントが24時間などど極端に短い期間に停止されることは、通常ありません。
有料アカウントの場合、自動更新手続きをしていない場合はアカウント停止の可能性はありますが、
数カ月前から数回に分けてお知らせが来るのが一般的です。
つまり、迷惑メールは、「〇〇しないと、△△になってしまいますよ!困りますよね?」と、
メールを受け取った人の不安感をあおり、行動を起こさせようとしているのです。
行動とはつまり、
個人情報の入力をしたり、リンク先をクリックしたり、添付ファイルを開いたりすることです。
そして、個人情報を搾取されたり、ウィルスに感染するという結果になるのです。
〇メールアドレスの偽装
迷惑メールは本物のメールを装って送信されてきますが、当然のことながら、メールアドレスを同じにすることはできません。
(例)真 o 偽 0 真 l 偽 1 真 m 偽 n
など・・・アドレスやURLの一部がおかしな文字になっているので、注意して見てみましょう。
※アドレスの最後が「cn」となっているものは、日本企業のアドレスではありません。
(例)〇〇〇@△△.cn
〇メールの見出しがフィッシング対策協議会などで公開されている
送られてきたメールに、少しでも「怪しい!」と感じたときには、
メールの見出しや文章の一部をインターネット検索してみることをお勧めします。
すると、正規サイトからの注意喚起が見つかることがあります。
また、フィッシング詐欺についての情報収集を行うフィッシング対策協議会などで、
被害情報が公開されていることもあります。
〇あなたが関わったことのない会社からのメール
記憶があやふやなときは、そのメール上のリンクからではなく、
直接、各企業のホームページから手続きをすると安全です。
〇メールの文の途中からフォント(字体)が変わっている
〇メールの文の途中に無意味なスペース(余白)が入っている
〇メールに不自然な改行がある
フィッシング詐欺の現状
フィッシング対策協議会に寄せられた2022年8月のフィッシング詐欺報告件数は、94,9731件にのぼりました。
『クレジットカードの利用確認を装うフィッシング詐欺』についての報告が多く、報告数全体の約32.4%を占めました。
特にVISA、JCBを語る偽装メールが多く報告されました。
分野別では、クレジット・信販系は報告数全体の約51.1%、EC系 約17.8%、金融系 約16.1%、
オンラインサービス系 約6.8%、交通系 約4.7%、省庁 約2.0%となっています。
フィッシング詐欺の事例
〇りそな銀行、埼玉りそな銀行を語る迷惑メール
【件名】カードのサービス停止に関するお知らせ
りそなデビッドカード(Visa)緊急のご連絡!
※2022/09/15 17:00時点ではフィッシングサイトは稼働中。
〇国税庁を語る迷惑メール
【件名】税務署からのお知らせ(申告に関するお知らせ)
※2022/09/20 15:00時点ではフィッシングサイトは稼働中。
相談窓口
迷惑メールを見分け、冷静に対応(無視)していても、つい、うっかり!クリックしてしまった、ということは誰にでもあることです。
そういった時には、被害に遭う前に消費者ホットラインや各地の消費者生活センターに早急にご相談ください。
また、実際に被害に遭う結果となった時には、迷わず警察にご相談くださいね。
消費者ホットライン
TEL:188(嫌や!)
全国の消費生活センター
https://www.kokusen.go.jp/map/index.html