亜鉛にはお肌などの美容に効果が期待できると言われていますが、亜鉛にはどんなメリットがあるのか?

女性・男性に限らず、お肌や髪が綺麗になることに関心が無い人はいないのではないでしょうか?
そのお肌』『髪の毛』が綺麗になるという事に、『亜鉛』という成分が影響しているという事はご存じでしょうか?

実は、『亜鉛』はお肌や髪の毛などの美容に関して、素晴らしい働きをしてくれています。

もちろんですが、ある程度の期間、継続して摂取しないと効果が出ないという事があります。
なので、長期間継続して接取するのは、習慣化されていないと難しいかもしれません。

しかし、亜鉛を摂取し続ける事で、お肌や髪の毛などがだんだん綺麗になっていくと分かれば、
きっと毎日摂取したいと思うようになるでしょう。

そこで今回は、『亜鉛にはお肌などの美容に効果が期待できると言われていますが、
どんなメリットがあるのか?』
を調べてまとめてみました。

亜鉛とは

亜鉛という物質は、中学校や高校では「Zn」という元素記号で表される金属の一つですが、
人間の体内にも存在しているということをご存じでしょうか?

えっ!体の中に金属があるの?とお思いになるかもしれません。
実は・・・、亜鉛は体内に約2000mg存在しているのです。

体内のどこにあるのか?というと‥‥
主に骨・骨格筋・皮膚・肝臓・腎臓・膵臓・脳などの臓器に多く存在しています
主な働きとしては、約300種類以上の酵素の構成要素として、重要な働きをしている必要なミネラルの1つになっています。

ただ、残念ながら亜鉛は人間の体内で生成する事が出来ません。
なので、毎日の食事だったり、サプリメント等で体外から摂取する必要があります。

亜鉛には新陳代謝やエネルギー代謝、免疫反応など、体内のさまざまな働きをサポートして正常に保つ役割を持っています。
亜鉛にも1日に必要な量というものが決まっていますので、必要な摂取量は継続して取り入れていきたいですね。

亜鉛の美容効果について

亜鉛は、体内の様々な働きが正常に機能するようにサポートしてくれるのですが、
誰しもが興味関心のある、「美容」についてもおおいに効果が期待できます。

亜鉛は肌の健康や髪の毛を健康に保ってくれる重要な栄養素になります。
髪の毛やお肌はタンパク質で出来ていて、亜鉛を取り入れる事でそのタンパク質の新陳代謝を促進させることが出来ます。

ということは、亜鉛には「美肌・美髪」を作り、それを保つために必要な成分という事です。
亜鉛を必要な分量を摂取することで、肌や髪の毛の細胞がスムーズに生まれ変わのです。

逆に体内の亜鉛が不足してしまうと、お肌や髪の毛のトラブルの原因になったりします。
細胞の新陳代謝が十分に行われなくなれば、抜け毛や白髪の原因となったり、
肌荒れやシミなどが増えたりすることになります。

お肌や髪の毛が美しいという事は美容において重要な要素になります。
亜鉛を継続して摂取する事で、いつまでも美しい肌と髪の毛を維持しましょう。

亜鉛を摂取するメリット

繰り返しになりますが、亜鉛を摂取するメリットは、体の働きをサポートしてくれることです。
それでは、具体的にどんなメリットがあるのかを考えてみます。
味覚を正常に保つ
皮膚や粘膜の健康維持を助ける
生殖機能を維持する
子供の成長・発育を助ける
免疫力の向上
精神や行動の改善(うつ状態の改善)
抗酸化作用
肝臓の働きを保つ

これですべてでは無いのですが、これだけでも十分にすごい効果だと思います。
亜鉛は体内に取り入れる事でのデメリットが少ない成分なので、
是非、不足しないように継続摂取を心がけましょう。

何を食べれば亜鉛を摂取できる?

亜鉛を継続的に、かつ安定的に摂取するには、
サプリメントを飲めば簡単に摂取出来ます。

ただ、毎日の食事でしっかり摂取してほしいと思っているので、
以下に亜鉛を含む食材をご紹介します。

1日の亜鉛の摂取量の目安は男性は10mg、女性は8mg
と言われています(成人)。
だからといって、過剰摂取は逆に良くないので、適量の摂取を心がけましょう。

  • かき(くん製油漬缶詰・液汁込み)25.4mg(mg/100g)
  • かき(水煮)14.5mg(mg/100g)
  • 毛がに 3.3mg(mg/100g)
  • 牛ひき肉 5.2mg (mg/100g)
  • パルメザンチーズ 7.3mg(mg/100g)
  • 卵黄 4.2mg (mg/100g)
  • ごま(いり) 5.9mg(mg/100g)
  • 味付け海苔 3.7mg (mg/100g)
  • きな粉(全粒大豆)4.1mg(mg/100g)

色んなジャンルから摂取しやすい物を集めました。
断トツで多いのが牡蠣です!
加工したものが一番多かったですが、加工前の牡蠣も多く含まれています。
ただ、牡蠣はプリン体を多く含むので、食べ過ぎると痛風になりやすくなるので、注意してください。

牛肉類にも多く含まれています。
牛肉と一緒に他にも多く含まれる食品があるので、組み合わせる事で普段の食事だけでもしっかり摂取することが可能です。
サプリメントに頼らず、是非参考にして下さいね。

また、亜鉛は「活動的」な人ほど多く摂取する必要があります。
それはなぜか?
亜鉛は、汗の中に多く含まれていて、発汗量が多いとそれだけ体外に排出されてしまいます。

スポーツをする人、真夏の暑い時期、普段から汗の量が多い人は、
先ほど述べた適量よりも多く摂取するように心がけると丁度良いかもしれません。

亜鉛が不足したらどうなるの?

一言でいえば『亜鉛欠乏症』になります。

どんな症状が出るか?というと
A、貧血
B、抜け毛・肌荒れ・爪の割れ
C、味覚障害
D、成長障害
といった症状が現れてきます。

亜鉛には、体内のあらゆる機能を正常に保つための働きがありますので、
それが不足してしまう事で、いろいろなトラブルが起こってくると考えて下さい。

もし、「亜鉛欠乏症」になったらどうすればいいの?

一番良いのは、食事の中で亜鉛を体内に補充していく事です。

一番やってはいけないのが、サプリメントを急にたくさん飲んだりすることです。
不足している状態からいきなり過剰摂取すれば、体に何かしらの異変が生じます。

亜鉛欠乏症の症状が見られたら、まずは、病院を受診して
医者の判断で亜鉛を摂取するようにして下さい。

亜鉛を過剰に摂取したらどうなるの?

ここまでは、亜鉛はすごく体に良い物だから、体内に不足しないように摂取してね。
という風にお話をしてきました。

逆に、過剰に摂取したらどうなるのでしょうか?
当たり前ですが、取り過ぎも体によくありません。

『急性亜鉛中毒』になります。
よくある症状が、吐き気やめまいを伴う胃腸障害を起こします。

さらに、症状が重くなってくると、
免疫障害や神経に異常が出てきます。
また、HDLコレステロールが低下します。

なので、亜鉛の摂取は継続的に適量の摂取を・・・・でお願い致します。

 

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